自転車と交通ルール

最近、自転車に乗る機会が増えています。
以前から運動不足の解消と交通費の節約を兼ねて、10km程度の道のりは自転車での移動を心がけていました。
仕事での移動の際には当然、スーツ、或いはYシャツ、スラックスといういでたちになります。
さすがに夏場はこの姿で自転車を漕ぐと汗びっしょりになり、お客様のところへ着いても汗をダラダラ流しながらのお話になってしまうので、夏の間は自転車での移動は控えていました。
しかしその結果、ますます運動不足に陥り、夏だというのに全然痩せません。

そこで休日や夜に自転車に乗ることにして、普段は電車で行っている夜のフットサルにも片道15km程度を走って自転車で行ってみました。
フットサルをやってからの帰り道は足が疲れてつらいだろうな~。
時間も行きよりもかなりかかるんじゃないかな~
と思っていたのですが、帰り道も意外と平気に漕げて、時間も行きと同じくらいですんなり帰ってくることができました。

その経験に味をしめ、昨日は世田谷区の駒沢公園で行われた東京都生涯スポーツサッカー大会に自転車で行ってきました。
片道約30km、往復で60kmです。
駒沢公園までの道は都内の土地勘が結構あるので迷わずにいける自信がありました。

朝7時過ぎに川口の自宅を出発。
朝のうちはまだ涼しいだろうと思っていたのですが、昨日は朝から陽射しが強くてしかも風が全然吹かなくて、10kmほど走ったところで早くもバテ気味。
途中2回ほどコンビ二に寄ってでゼリー状の栄養補給食を取ったり、こまめに水分補給をすることでなんとか9時ごろ駒沢公園のグランドに到着することができました。
試合はシニアの大会なのですが、オーバー40のカテゴリーなので、私も含めてオーバー50の人間が半数を占める私たちのチームは苦戦続き。変則25分一本の試合を4チームと行いましたが、1分3敗の最下位でした。

炎天下のなかクタクタになり、反省会と称した打ち上げで焼肉屋に移動して、ほんのすこ~しビールを飲んで、6時過ぎに解散。
試合で走り、相当足にきていたので、帰りの自転車は非常に不安でしたが、夜の涼しさに助けられ快調に漕ぎ続けることができ、8時過ぎには無事自宅に到着することができました。
歩くと足はパンパンなのに、自転車は結構漕ぐことができるんですね。
サッカーで使う筋肉と自転車で使う筋肉は違うんでしょうか。
自転車走行距離60km+サッカー。
これで少しは体脂肪が減ってくれるとうれしいんですが・・・

ところで、自転車で走る機会が増えてきて思うのは、自転車走行のマナーがとても悪くなっているということです。
特に、右側通行している自転車がとても多いのです。
大きな幹線道路を走っていても、前から平気で走ってくる自転車に何度も遭遇しました。大きな道は自動車のスピードも、こちらの自転車のスピードもそれなりに出ているので、対向自転車を避けようと車道側に膨らむのはとても怖いですし危険です。中には左側のわき道から走りながらそのままの勢いで右に曲がってきて逆走する自転車もあって、本当に危ないです。
自転車の事故が増えて、最近ようやく警察などがルール改正に乗り出し始めていますが、基本的な自転車の通行ルールを知らない大人、子供、おばさん達が多すぎます。
自転車と歩行者との衝突事故の多発により、最近は一気に歩道の自転車通行を禁止する動きが広まり、取り締まりをしている姿も目にするようになりましたが、警察はもっと逆走などの危険な行為を取り締まり、指導を徹底させるべきだと思います。

私が子供の頃は、小学校で放課後自転車の点検や運転指導というのを行っていて、左側通行の原則や、基本的な自転車の点検項目などを教えてもらえました。
さいたま市では今年から埼玉県警と共同で、こども自転車運転免許制度を発足して、小学校4年生を対象に自転車運転の際の基本的な交通ルールやマナーを教え、交通事故防止に役立てようという試みをスタートさせました。
DVDによる講習や筆記試験、実技試験などを行い、小学校卒業まで有効なこども自転車運転免許証を交付するのだそうです。
子どものうちからしっかりした自転車交通ルールを学ぶことはとても良いことです。
こう行った制度を是非とも他の自治体でも取り入れて、教育現場からも自転車事故撲滅に向けて前向きに取り組んで欲しいと思います。

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